ハウスマネー効果と初心者の心構え

私はFXを20歳から始めてこれまで大きな損失を出したことはありませんが、これは神経質な性格が功を奏しているからだと考えています。例え大勝ちしても先月の結果と比較して、たまたま運が良かったという結論に至るまで何度も相場やチャートを分析します。決して自分の実力で勝ったという結論にはいかないように心懸けています。というのもFXでも株式でも初めて取引をし、大勝ちしてしまう人は長く続かないからです。ある程度の経験や知識に基づいた買いや売りの場合と比べ、とりあえずポジションをとり、相場の急変動などビギナーズラックで得た利益については、次回ハイリスクの投資をしてしまうなど、徐々に使い方が荒くなってしまう心理的な傾向が見られます。
これをハウスマネー効果と言います。特に誰もが思い浮かべるのがカジノで勝った場合、
一瞬で儲けたお金は、自分のお金ではないから負けてもいいやという気持ちになりやすく、結局はカジノですぐにすってしまう人が多いと思います。これは個人に限らず、ベンチャー企業でも予定外の資金が入ってきた場合、次の一手として無謀な事業展開や新規事業の開拓に動き、憶測を誤って赤字に陥ってしまうケースが多々見られます。あぶく銭があぶく銭を産み出し、いつしか自分の裁量を超えてしまう、これが常に好転していれば凄まじい資金効率を産み出しますが、いつも勝ち続けることはできないので、いつしか高転びしてしまいます。この高転びにあたる前に資金バランスを適正に保てるかが市場に残る素質があるのかの境目になるかと思います。私の周りで稼いでいる人はどなたも勉強熱心です。成功体験だけに囚われず、他人の失敗談や苦労話、ケースステディについてよく学び、教訓として肝に銘じているのです。簡単にいってしまえば、勝ち続けることは不可能なのだから、調子に乗らないことなのですが、あまりに思い通りにいってしまうとやはり判断を間違えます。FXは真面目に落ち組めば誰もが稼ぐことが可能です、ただし少なくとも初めの失敗は軽傷ですむように、全額は突っ込まず、少額から始めて頂きたいものです。